菊名東口商栄会(田中精会長)が主催する「毘沙門天祭」が5月12日、菊名駅東口駅前などを会場に開かれ、大勢の家族連れなどが来場し賑わいを見せた。

毎年5月の母の日に行われる地域に根付いた祭り。横浜七福神のひとつ、菊名山蓮勝寺の毘沙門天の御開帳時期にあわせて開催され、コロナ禍の休止を経て昨年復活し、これまで30年以上続いている。

当日、縁日会場ではヨーヨー釣りや射的、5連けん玉などを楽しむ子どもたちや、ポップコーンや焼きそば、から揚げなどをほおばる親子連れなどの姿が見られた。フリマ会場は、お気に入りの品物を探す買い物客で賑わった。祭りの終盤には恒例の大抽選会が行われ、3万円分の商品券など豪華賞品を求める参加者らが大いに盛り上がっていた。

同会の田中会長は「多くの人に集まってもらえて良かった。商店同士の交流も深められた。今後はお囃子やマーチングバンドのパレードなど、以前おこなっていたイベントの復活も検討していければ」と話した。