湘南学院高校女子サッカー部は5月6日に保土ヶ谷公園サッカー場で行われた第13回神奈川県高等学校総合体育大会の決勝で、星槎国際高校湘南を破り、県代表に選ばれた。上位3校に与えられるインターハイ出場の切符を目指し、同月25日から開かれる関東大会に挑む。

県代表の座を得たのは2019年以来5度目。延長PKで制した相模原弥栄高校との準々決勝、開始早々ビハインドに陥るも、粘り強い攻めで逆転した藤沢清流高校との準決勝を「勝利への執着心が相手を押し切った」と木村みき監督は振り返った。

続く決勝戦では昨年の大会で涙を飲んだライバル星槎国際との一戦を1対0のロースコアで制し雪辱を果たした。先発メンバー11人が最後までそれぞれの持ち場を死守。冬の期間に行った走り込みや、戦術理解を深める練習が功を奏した。

今年のチームは1年時から試合に出場していた選手を中心に、走攻守揃った総合力が強み。新チーム始動時は「攻撃は特定の選手に」という役割分担が無意識のうちに選手間で根付いていたが、負けが続いた事で、チームで戦う連携力をつけた。

関東大会の初戦では、群馬県の代表校と戦う。主将の山村美和子さん(3年)は、「どのチームよりも声を出して良い雰囲気で試合を進めたい。目標はインターハイ」と気合は十分だ。木村監督は「誰が出場しても戦えるチーム。全員が攻撃と守備を行う意識で勝利を狙いたい」と話している。