区内に拠点を置く「川崎西プロバスクラブ」(増田光宏会長)が解散。活動19年の歴史に終止符を打った。

この団体は川崎西ロータリークラブが40周年を迎えた2005年に、これを記念して発足。第一線を退いた専門的な職業経験者や実業人などが集まり、それぞれの経験を生かして社会貢献を目的とした様々な事業を企画。会員同士が親睦を深め合いつつ、時には各方面からスペシャリストを講師に招きセミナーを行い新たな学びに結び付けるなど、各自セカンドライフを充実すべく、精力的な活動を続けていた。

「今後も集まれる場を」

しかし、ここ数年は会員数の増強が思うように進まず、結成当初は46人だったメンバーも現在は13人にまで減少。平均年齢も80歳前後と高齢化しつつあり、直近4年間はコロナ禍の影響も遠因に。常に掲げてきた「楽しくなければプロバスではない」という理念に向けた行動を実践する事が困難になってきたことから、やむなく解散の結論を下した。4月末に能登半島地震被災者のために義援金を区社協に届けたのが最後の奉公となった(前号本紙・既報)。

解散は5月8日に区内坂戸にある「ホテルARUKSP」で行われた臨時総会で決議された。

歴代会長を務めたメンバーなどからは「これからも何らかの形で集まれるような場面を作っていければ」などといった声も挙がっていた。