プロ棋士への登竜門とされ、過去には史上初の八冠を達成した藤井聡太さんも出場した「全国小学生倉敷王将戦」の神奈川県予選が5月3日に横浜市中区で行われ、緑野小学校2年の日和佐蓮君(7)が低学年の部(小学1〜3年)で優勝を果たし、全国大会出場の切符を手にした。

県予選は、2勝通過2敗失格、持ち時間15分、秒読み30秒で対局を行い、通過した棋士のみが決勝トーナメントへ進むことができる。日和佐君は2戦全勝で決勝トーナメントへ進むと、その後も4連勝を果たし、見事優勝に輝いた。

日和佐君は、幼稚園年長児の頃に両親の勧めで将棋を始めた。現在は3カ所の将棋道場に通い腕を磨いている。飛車を使った攻めの将棋と最後まで諦めない粘り強さを武器に、2023年1月28日に開かれた「第4回大和市健康将棋大会」で3位に入賞。その後も同年11月3日に開催された「第2回昭和信用金庫杯シモキタこども将棋名人戦」で準優勝に輝くなど、力を付けてきた。

今回が公式戦初優勝となった日和佐君。「初めての優勝はうれしかった。全国大会やほかの大会でも優勝できるように頑張ります」と先を見据えている。