横浜の総鎮守である伊勢山皇大神宮=西区宮崎町=で5月15日、例祭が行われた。この例祭は1870(明治3)年の創建時に行った祭典にちなむ神事で、創建翌年から毎年行われている。

例祭当日は崇敬会や神社関係者ら約170人が参列。雅楽の音色が響く中、厳かに祭儀が執り行われた。崇敬会会長の神田信男さんが初穂を納めた後、阿久津裕司宮司が祝詞を読みあげ、奉納品を神前に供えた。

さらに2人の巫女が、同神宮創建150年の奉祝として創作された神楽「伊勢山の舞」を奉奏した。水色と桃色の舞装束は、伊勢山の桜と横浜の海を表したもの。舞の手振りは横浜港に出入りする船舶をモチーフに横浜の繁栄と活力を表現しているという。

その後、参列者により玉串が捧げられた。