長津田みなみ台の畑で5月18日、御前田自治会の老人クラブ「御前田喜楽会」の会員による作業が行われていた。

1963年に結成された同会は現在会員が約50人。年間を通してカラオケ、囲碁、グラウンドゴルフなどのレクリエーションのほか、周辺道路の清掃活動などを行っている。

同会の杉崎勉会長によると、年々会員数は減少傾向にあり、新たな目玉の活動にしようと昨年からサツマイモやジャガイモを育て始めた。昨年6月に植えたサツマイモは秋に収穫し、全会員に配布したところ大変喜ばれたという。

現在畑では、2月に植えたジャガイモが成長しており、6月中旬に収穫を予定している。18日の作業には岡部光雄顧問、杉崎会長ら6人が参加。6人は、苗植えを控える畝の上に、雑草の繁殖や雨によって土が流れることを防ぐ黒いビニールシートをかぶせる作業に汗を流していた。

杉崎会長は「収穫時の喜びは何ごとにも代えがたい。会員の皆さんに『美味しかった』と言われるとやっぱりうれしい。作業を通して会員同士の親睦も深まっている」と笑顔を見せた。

また、岡部顧問は「近年では趣味の多様化などもあって老人会に入る人が減っている。会員に少しでも喜んでもらいたいと考え収穫物を配布している」と話した。