コミバス市民の会(共同代表/入江勝通さん、砂田正子さん、山田平保さん)は5月17日、総会と会員の一人である国際救急法研究所の宇田川規夫理事長が能登半島地震の被災地を支援したことの報告が行われた。

活動の柱である菊名おでかけバスの運行が13年目になった。同バスは、坂道が多い地域の高齢者の外出支援を目的として開始。チャイルドシートの導入等で子育て世代等より多くの人が利用しやすくなった。今年度は、外出・移動支援の継続、活動の受け手と担い手のつながり強化、役割分担とコミュニケーション強化を目標としている。

菊名駅西口を発着し、篠原八幡神社やスーパー等を経由する。コロナ禍には事前予約制としたが、昨年6月から通常運行に。毎週火曜の運行で、2023年度の1日の平均利用者が22年度と比べ2・3人増えた。一方で、課題に挙がったのが運転ボランティアの確保。今後も積極的に声掛けや活動を進めていく。入江さんは「総会でみんなの気持ちが一つに。新しいボランティアを探しつつ、地域で元気にやっていきたい」とした。

震災支援の報告で避難所やトイレの環境の問題等に触れた宇田川さん。避難生活に対応できるよう、「人数や日数等を踏まえた具体的な準備が必要」と啓発を図った。