クサフグの産卵シーズンが近づいている。5月後半から7月前半の新月・満月の満潮後の夕方、深浦ボートパーク(浦郷町1の60の8)の遊歩道から卵を産み付ける様子を観察することができる。

体長約15〜25cmほど、背中が暗い緑色であることから「クサフグ」と呼ばれ、白い斑点が目印。国内では北海道から沖縄まで広く生息している。

この時期になると大群で波打ち際に押し寄せて、岸や岩場で産卵する習性がある=写真は過去のもの。海水が白く濁り、波打ち際に重なるように跳ねる様子が神秘的。県内では、深浦湾のほか、相模湾沿いや油壷などでこうした産卵行動を確認できる。