チェリーガーデンクラブ柳島第二公園愛護会(前田照勝代表・80)がこのほど、第35回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体を称えるもので、今回は全国で97団体が受賞した。市内の公園愛護会としては3年連続3例目。

1945年に柳島第二公園(柳島1843の28)の周辺住民で「チェリーガーデンクラブ」を結成。10年前に会員の高齢化により一度は解散したが、前身の団体から活動していた前田代表が引き継ぎ、公園愛護会になった。60から90歳代の会員が、同公園で樹木の手入れや花壇等の除草・清掃活動、花の植え付け・管理を行っているほか、柳島ポンプ場南側沿道の角地や、柳島海岸まで活動範囲を拡大。海岸ではハマヒルガオなどの海浜植物を保護・育成している。市公園緑地課担当者は「ポンプ場は雑草が生い茂り、交差点で死角が生まれ危険だったが、見通しが良くなった。海岸では砂浜の流出を軽減するなどの効果も表れている」と評価している。

受賞を受けて前田代表は「みんなの力の賜物。協力してくれる人に『やっていて良かった』と言ってもらえるのが何よりうれしい」と話した。

表彰式は6月1日に和歌山県で行われる。