特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、松田警察署は5月20日、ローソン南足柄中丸店の従業員尾登真奈美さんに感謝状を送った。

尾登さんは4月29日、高齢の男性が4万円分の電子マネーの購入に訪れた際、特殊詐欺の被害を疑い購入理由を聞くなど積極的に声掛け。その後、詐欺と判明した。

同署によれば、80歳代の男性が自宅でパソコンを使っている際に画面上に「サポートに連絡してください」といったアラートが出現。表示通りに連絡すると言葉巧みにソフト等の購入を要求されていたという。尾登さんは「いとこが警察官で、日ごろから防犯については意識していた」と振り返った。

同署管内では今年5月17日までに7件の特殊詐欺が発生。警察は自治会等の会合等で注意を呼び掛けている。担当者は「お金の話は詐欺。警察に相談してほしい」と話している。