福井県でこのほど行われた第13回全日本フリースタイルスケート選手権大会で、区内三保町在住の青木詩乃さん(18)が個人4種目で優勝を果たした。

フリースタイル選手権は、縦一列に車輪が付いた靴を履いて競技を行うインラインスケートの全国大会。青木さんは得意とする種目「クラシックスラローム」で日本代表選手に選出され、9月にイタリアで開催されるワールドスケートゲームズ2024に出場する予定だ。これまで、2019年、22年、23年にも同大会に出場しており、4度目の挑戦となる青木さん。「一番力を入れている種目で日本代表に選ばれてうれしい。世界大会ではつなぎ技をさらにパワーアップさせて、自分なりに最高のパフォーマンスを出せるように練習に励みたい」と意気込みを語った。

その他の競技にも挑戦

青木さんはフリースタイルスケートの他にも、坂道を下りながら設置された旗を交互に通過しスピードを競う「インラインアルペン」や、障害物を乗り越えてながらタイムを競う「スケートクロス」などの競技にも挑戦。インラインアルペンではワールドスケートゲームズへの出場権を獲得している(5月22日現在)。

また、同大会以外にも、5月30日から6月2日まで韓国で開催される国際大会「2024チュンチョンワールドインラインフリースタイルカップ」に出場する。

優介さんが初優勝

青木さんと一緒に全日本選手権に出場した弟の優介さん(16)が、つま先立ちでダイヤモンドを描くように進んでいく技を披露した「バトルスラローム」で初優勝を果たし、「初優勝できてうれしい。来年は他の競技でも優勝を目指したい」とコメントした。