瀬谷区を拠点とする「瀬谷インターナショナルフットボール」(SIF/土肥(どひ)賢太代表)が、「日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会神奈川県大会」(4月6日〜5月19日)で初の準優勝に輝いた。6月には関東大会に臨み、全国切符の獲得を目指す。

同大会は神奈川県サッカー協会などが主催し、県クラブジュニアユースサッカー選手権大会も兼ねるもの。100チーム超がトーナメント戦で争い、上位12位までが関東の出場権を得る。

SIFは2014年に発足。現在は6歳から中学3年生まで、約600人が所属する。チームカラーは「強い向上心」(土肥代表)で、選手それぞれが突出した武器を持っている点も特徴。今年はスピードを生かした縦へのドリブルが得意のMF・薄木陽向(ひなた)選手(中学3年/大門FC出身)、最長43mのロングスローを誇るFW・宮本剛瑛(たけあき)選手(同)など個性豊かなメンバーが揃う。

シードのSIFはFC緑との初戦を8対1で勝利して順調に駒を進めると、5回戦ではFC川崎CHAMPJYに1対0で競り勝ち、関東出場を決めた。SCH・FCとの準決勝では約2000人の観客や、応援に駆け付けたYouTuberなどの声援を受けて2対0で勝利。決勝ではシュートJrユースFCに1対2で負けたものの、準優勝を果たした。

「優勝を逃して悔しかったけれど、自分たちの武器を生かすサッカーができました」と薄木選手。ベストコンディションで戦えるよう、試合の1週間から就寝や起床時間を調整した点なども快進撃の要因になった。

関東大会はシードで、6月8日が初戦。5回戦まで勝ち進めば、全国出場が確定する。「今まで以上にハードワークに徹し、全国を目指します」と薄木選手は意気込む。