小学3年生から大学院生が所属する室内楽大磯ユースアンサンブルが6月9日(日)、ノジマ大磯スクエア(大磯1010)で第2回となるコンサートを開催する。午後2時開演。午後1時開場。

同楽団は、大磯町在住で、1976年〜2010年までドイツのバイエルン放送交響楽団第一バイオリン奏者を務めた水島愛子さんが音楽総監督を務めている。音楽監督にはNHK交響楽団でコンサートマスターを務めた経験もあるバイオリニストの白井圭さんを招き、バイオリン、チェロ、ビオラ、コントラバスなど、子どもたちのほか、プロの演奏家も加わった総勢17人で構成されている。

企画運営を担う大磯町のティーメーカー「TEHANDEL」代表の加瀬さやかさん(46)は、スウェーデンでの留学や神奈川県の国際派遣事業を活用した現地での研修を通じ、福祉や経済学の観点から「幸せとは」「豊かさとは」という問いを追求してきた。ギャラリーも開設しアートに触れる機会の創出など活動を広げる中で、「野球やサッカーのように子どもたちの音楽活動を、地域から応援される、心を豊かに育む場にしたい」と同楽団を創設した。

団員の中には、岐阜県から新幹線で練習に通ってくる人も。「エリートだけの集団ではなく、伸びしろを感じる若者たちが集っています。限られた時間の中で難曲を仕上げるポテンシャルがある。コンサートにぜひ足を運んでいただきたい」と話していた。

演奏曲はヴィヴァルディ「弦楽のための協奏曲ト短調RV152」、スメタナ「弦楽四重奏曲第1番ホ短調」、モーツァルト「アダージョとフーガハ短調」、ヘンデル「合奏協奏曲変ロ長調Op・6、No.7」。料金は全席自由一般4千円、学生3千円、小学生以下2千円。当日、高校生以下または本公演チケットがあれば500円でゲネプロ(午前10時30分〜)見学可。販売は大磯駅前のTEHANDEL。当日券の有無は確認を。

(問)同店音楽部【電話】0463・26・9755