神奈川県内の8信用金庫(横浜、かながわ、湘南、川崎、平塚、さがみ、中栄、中南)は6月5日、企業と企業を結びつける合同商談会「ビジネスマッチングwithかながわ8信金」を開いた。今回で11回目。コロナ禍では、WEB商談を余儀なくされたため、5年ぶりの会場開催となった。

信用金庫の取引先である中小企業の最大の課題は販路の開拓。商談の場を設けることで成約を後押しし、互いのビジネスを活発化させる狙い。この日は発注・バイヤー企業100社、受注・サプライヤー企業200社が参加した。

主催者を代表して開会の挨拶に立った神奈川県信用金庫協会の平松廣司会長=写真=は、「中小・零細企業は物価高と人手不足に加え、コロナ禍で中小企業向けに実施された融資の返済が本格化するなど厳しい環境にある。信用金庫は取引先の経営改善、事業再生に積極的に取り組んでいく」と話した。