「初夏のトロンボーン四重奏コンサート」が6月9日、ミナカ小田原金次郎広場で開かれ、約200人が鑑賞した。

小田原三の丸ホールで7月6日(土)に公演を予定している新日本フィルハーモニー交響楽団のプレイベントとして企画。湯河原町出身の同楽団バストロンボーン奏者の鈴木崇弘さん(31)ほか、3人の奏者が出演した。

鈴木さんは湯河原中学校の吹奏楽部でバストロンボーンに出会い、演奏家の道へ。2018年チェジュ国際金管・打楽器コンクールにて2位(1位なし)、同年日本管打楽器コンクールで特別大賞、内閣総理大臣賞を受賞するなど活躍の場を広げ、新日本フィルのオーディションに参加し入団した。

四重奏では『川の流れのように』や『古都三景』なども演奏。雨天のため、途中で室内に移動しても観客は最後まで音色を楽しんでいた。鈴木さんは「地元の方がコンサートを楽しみにしていることが分かり、トロンボーンの音色を届けられる機会にもなりよかった」と話していた。

本公演では、『アルルの女』など、バストロンボーンが活躍する楽曲も予定されている。