中区の加賀町警察署(枝崎信也署長)は、6月10日、みなとみらい線日本大通り駅で「痴漢撲滅キャンペーン」を実施した。

区役所、みなとみらい線を運行する横浜高速鉄道(株)、加賀町防犯協会や交通安全協会などから合わせて約70人が参加し、駅の利用客に啓発物品を配布した。

枝崎署長は「広報啓発活動を通じて、広く地域の皆様にこのような犯罪や手口が発生していることを知っていただき、防犯意識を高め、被害に遭わないようにしてもらうことも大切」と話した。

県警では6月1日から15日までを「電車内における痴漢対策強化期間」とし、鉄道事業者などと連携した広報・啓発活動などを実施している。

盗撮防止の取組も

同署と加賀町防犯協会は、横浜高速鉄道(株)の協力を得て、馬車道駅、日本大通り駅、元町中華街駅の各駅で上りエスカレーターに盗撮防止の鏡を設置している。

日本大通り駅の石川敦駅長は「皆さんが安全で安心して鉄道を利用していただけるように、社会はもとより、社員一同が目配り・気配りをしていきます」と話した。盗撮防止の鏡は今後、設置場所を増やしていく予定だという。