秦野市消防本部(谷和之消防長)がこのほど、秦野市内にある小田急電鉄の駅と公園で人命救助を行った計7人に消防協力者感謝状を贈呈した。

小田急電鉄の駅で

市内小田急電鉄の駅で人命救助を行ったのは、駅利用者の井村晃久さん、小田急電鉄職員の植松康人さん、東京消防庁特別救助隊の田口竜次さんの計3人。駅事務室で執務中だった植松さんは、上りホーム上で男性が卒倒したところを目撃した井村さんから急病人がいるという報告を受けた。男性の意識がない状態だったため、医療従事者の招集を車掌へ依頼。その後、119番通報を行うとともに、胸骨圧迫をしていた田口さんと協力し、AEDを使用した心肺蘇生等の応急手当を3人で連携して実施した。

植松さんは「新入社員を対象としたAEDの教育担当をしていたので、AEDの知識はありました。命が助かったことが一番ですし、嬉しいです」と笑顔を見せた。田口さんは「御本人から勤務先の消防署宛に直接お手紙をいただき、助かったことを知り、感慨無量でした」と述べた。

市内公園で

市内にある公園で男性の人命救助を行ったのは、公園施設職員の小倉千草さんと秋山稔さん、利用者の五十嵐憲治さんと廣田茂さんの計4人。公園施設を利用していた五十嵐さんと廣田さんが倒れていた男性に駆け寄り、心肺蘇生法を開始。利用者が倒れていると報告を受けた小倉さんは119番通報を、秋山さんはAEDを現場まで携行するなど、4人で連携して応急手当を実施した。

公園施設職員として年一回、救助訓練を受講している秋山さん。高校で保健体育の教員として働いていた経験もあり、授業で救助方法を教えていたため「冷静に対応することができました」と語った。

谷消防長は2つの案件を受け、「実際に現場に遭遇した際、とっさの判断で行動を起こすことはなかなかできることではない」と話した。