市立南河原小学校(幸区都町)で7月2日、5年生の児童たちが校内のナシ園で栽培しているナシの観察と併せて雑草取りを行った。

同校では約40年以上前から5年生がナシの栽培を行っており、今年も4月からナシ園の維持管理に協力するボランティア・五十嵐努さんと雑草取りや摘果作業などを行ってきた。この日、児童らはじっくりとナシを観察し、「実が大きくなっていた」「ざらざらしていたのがつるつるになっていた」「色が黄色くなってきた」など意見を交わしていた。

栽培するのは「幸水」「豊水」「長十郎」「あきあかり」の4種。例年は終業式の日に収穫して持ち帰っていたが、今年は不作のため幸水を一切れずつ味わう予定という。

五十嵐さんは「皆、自分の考えをしっかりと持って、変化に気づいていた。本やインターネットで見るのではなく、実際に見て触って感じてもらえれば」と話した。