小学生のバレーボールチームの藤沢スカイが、先月行われた「第44回全日本バレーボール小学生大会神奈川県大会」で準優勝し、8月の全国大会への出場権をつかんだ。全国出場は30年ぶり。大舞台での頂点を目指して選手たちは練習に打ち込んでいる。

同県大会は6月16日と22日の日程で、県立保土ケ谷公園体育館などを会場に開催された。「男子」「女子」「混合」の3つに分かれて試合が行われ、藤沢スカイが参加した混合の部では16チームがトーナメント方式で熱戦を繰り広げた。

藤沢スカイは1回戦と2回戦で滝頭バレーボールクラブ(横浜市)と向ヶ丘クラブ(川崎市)に2-0のストレートで勝利。準決勝では室田ジュニア(茅ヶ崎市)との接戦を2-1で制した。決勝では、身長160cmを超える選手を2人擁する港南台ジュニア(横浜市)に善戦するも第1セットを19-21で落とし、第2セットでの挽回はならなかった。

春から新体制団結力を発揮

藤沢市のほか近隣の茅ヶ崎市などから子どもたちが集う。天神小学校体育館を拠点に週4日、練習に励んでいる。

「新体制になって間もなかったが、団結してよくがんばった」。西脇和美監督は県大会で健闘した選手たちをそう称える。実は男女混合でメンバーを組んだのは、今年4月のことだった。

キャプテンの西脇桜さん(茅ヶ崎市立香川小学校6年)は「持ち味であるつなぐバレーで1試合ずつ勝ち抜いていきたい」と抱負を語った。