鵠沼橘在住の金田惺吾さん(13)は今年、セーリングの国内大会で優勝を果たし、28日(日)から行われる世界大会への切符を掴んだ。

1人乗りのヨットで決められたコース上にあるマークを通りながらゴールを目指し、順位を競う種目。金田さんは今年3月に兵庫県で行われた「第16回全日本オープンスキフカップ2024」で全9レース中4レースで26人中1位となり、総合1位を獲得した。

レースは2日間の長丁場で行われた。「緊張しすぎないように1位になることだけを考えた」と振り返る1日目は、5レース中2レースでトップに。気持ちに余裕ができた2日目は、風の流れなど細かい点まで気を配り、レースに参加することができたという。

イタリア・ガルダ湖のアルコで行われる世界大会「オープンスキフワールドチャンピオンシップ2024」では、各国から出場する15歳以下の185人と順位を競う。

日本と異なる環境の現地でも実力が発揮できるよう、現在は気候や水温を入念にチェックしながら江の島近くの海で日々練習を積み重ねている。

「やっぱりいい順位を取りたい。世界の選手と親睦を深めながら良きライバルとして戦いたい」と意気込みを語った。