メンタルコーチングをした星稜高校野球部が甲子園決勝進出を果たし、女子スピードスケート髙木菜那選手は平昌五輪で2つの金メダル獲得するなど、メンタルコーチとしてビジネスとスポーツの両分野で実績を残してきた飯山晄朗氏。『こどものメンタルは4タイプ』の著者でもある同氏が、「自己中心的な子」の親がやってしまっている言葉がけについて解説します。

強く叱れば叱るほど、反動が大きくなる

自己中心的で自分の意見を曲げない。時には攻撃的な言動をしてしまう。といったタイプの子どもに、どのような言葉がけをしているでしょうか?「言うことを聞きなさい!」「なんでできないんだ!」などと怒鳴りつけてはいないでしょうか。

実は自己中心的な子どもほど、強く叱れば叱るほど、強い反動がきます。カッとなりやすい傾向もあるため、叱り方に気をつけないと、大喧嘩に発展することも多いでしょう。

一度、大喧嘩に発展してしまうと、子どものやる気も損なわれ、信頼関係を回復するのにも時間がかかってしまいます。どのように接してあげれば、自己中心的な子どもが、親やコーチのいうことを聞いてくれて、やる気や自信までも引き出してあげられるのでしょうか。

私はこれまで十数年間活動しており、8000人以上の子どもたちと向き合い、脳科学と心理学に基づいたトレーニングによって、多くの子のメンタルを改善してきました。そして、その結果、部活動の全国大会で優勝、甲子園で決勝進出、オリンピックで金メダル獲得など、さまざまな成果を残すことができています。

そんな中でわかった最も大事なことは、その子のタイプに寄り添った適切な言葉がけを行ってあげれば伸びていくということです。今回は、自己中心的な子に言ってはいけない言葉を4つのシチュエーション別にご紹介していきます。また、どう言い換えればいいのか対処法もご紹介します。

甲子園球児やオリンピックメダリストなどの若いアスリートの指導でも実際に用いている言葉がけです。とくに子どもを持つ親御さんや子どもに関わる先生・コーチの方は、ぜひ普段から実践してみてください。