学校に対して感じている悩みを、学校にどう相談すればいいでしょうか。相談してきちんと対応してくれるのか、モンスターペアレントと言われないか、悩んでいる保護者が少なくありません。今回は「担任が原因で子どもが不登校になった場合、どこに相談すればよいのか」という保護者から寄せられた質問について、くまゆうこ氏、小野田正利氏、鬼澤秀昌氏が回答します。

※本稿はくま氏、小野田氏、鬼澤氏の共著『学校あるあるトラブル18 保護者のお悩み解決します!』から一部抜粋・再構成したものです。

前回:担任に不満の親に捧ぐ「モンペ化しない」対処法

不登校の問題は教育界全体が真摯に捉えている

Q.担任が原因で子どもが不登校に。どこにどう相談すればいいのでしょうか。

1年生の終わりから担任との積み重なったいろいろなことで糸が切れ、不登校になりました。先生の怒鳴り声が聞こえると、不眠がちになりました。1年以上経ってから登校を自分からし始めた時期もありましたが、今はコロナへの不安も強く不登校が続いています。

いつかまた自分から動き出すまでできることをサポートしようと思っていますが、今以上にどんな方法があるのか分かりません。勉強第一とは考えていませんが、今後のこと、自立に向けてのことを考えるとやはり不安です。学校側からも「見守りましょう」と言われてもただの問題先延ばしとしか思えない自分の心境のときもあります。

何度伝えても、横のつながりが薄い、情報共有がされていないと感じることが多く学校内での情報共有の仕組みはどのようになされているものなのでしょうか。

A.不登校が確認されると、校内協議されるはずです。

くま:担任の先生に子どもの現状を伝えているけど、他の先生には知らせていなくて、改善を望んだ際に担任の先生との押し問答が続いてしまう、というケースは、いじめの事例でもよく聞く話ですね。「なんで共有してくれないのか」と保護者は不安に感じてしまいます。

小野田:まず広く、不登校について考えてみたいです。理由が分からず、「わが子が学校に行かない」というのは、率直につらいことです。そして不登校の問題は教育界全体として真摯に捉えていて、学校レベルでは不登校に対応する「教育相談担当」「不登校支援担当」など役割をもっている先生が必ずいます。一方で、そうした方も担任をもちながらではあるので、必ず迅速にその先生の耳に入るかというと絶対はないです。

まず不登校が確認された場合の、一般的な情報共有の仕組みについて整理します。学校は子どもが欠席をすると、「発熱」など欠席の理由を必ず確認します。そのうえで、1〜2週間と長きにわたって休む子どもがいる場合、不登校について話し合う委員会が設けられてそこで話し合いが行われます。

そこで話し合われて立てられる対策としては、まずは親御さんと連絡を取る、次は連絡帳やプリントなどを渡すために、家庭訪問や電話など、なるべくその子と連絡を取るように努めます。

もちろん、学校の先生が原因と考えられる不登校の場合は、その先生が担任であっても、直接会うことは通常避けます。