すべてに当てはまるのかもしれませんが、いままでと変わらないことをしていたら、ものごとは思うようによくはならないのではないかと思います。営業であっても、普段の私たちの日常であっても。

営業という仕事は毎日が学びの連続

営業という仕事はとても多くのものが学べる仕事です。学びというと学校でやったような勉強というように捉えられがちですが、実際の“学び”とは、自分の成長につながることすべてだといえると思います。

営業という仕事は毎日が学びの連続です。その中には不条理なものもあり、大きく落ち込むことも一度や二度ではありません。

お客様から相談を受けて一生懸命に考え、上司にお願いし、なんとか予算をもらった渾身の提案がそっけなく断られる。逆に法外な条件を突きつけられる。横から出された他社の提案にとって代わられる。

なんともやりきれなくなることが当たり前のように起こります。

しかし、その1つひとつが自分の成長の大きな糧となるのです。落ち込んだりしなくてもいいのです。その渦中ではとても耐えられないと感じますが、実体験から得た学びは柱となり、必ず自分を支える強い力になります。私は営業という仕事を通じて、このことを実感しています。

※本文に登場する人物名、店名などは、実名・仮名を適宜使い分けています。

著者:山岡 彰彦