「旅は非日常を楽しむもの」とよく言われる。

私はJリーグ観戦が好きで、アウェーゲームにも行くため、年に何度も遠出する。日本全国あちこちに出かけた結果、旅を実感するのは目的地に着いたときよりも、そこに向かう過程にあると思うようになった。

流れゆく車窓から見える景色、何気なく降りてみた駅と町のたたずまい、ふとしたときに交わす地元の方との会話。もちろん時間のないときはとんぼ返りもするが、限られた時間と予算の中で目的地を単に往復するだけでなく、どこかに旅の過程をより感じる要素を付け加えたくなる。

単純往復以外にも使える

そこで今回は、安価に飛行機を使えるダイナミックパッケージに注目してみたい。

というと、「往復の飛行機と宿をネットで取るやつですよね、まさに目的地に往復するだけでは?」と思われるかもしれない。もちろんそのような使われ方は多いが、実はそうではない。

代表的な「ANA旅作」「JALダイナミックパッケージ」の特徴を以下に示す。「楽天トラベル」や「じゃらん」といった予約サイトからも「ANA楽パック」「JAL楽パック」「じゃらんパック」という名で展開されている。

・旅行前日まで受付可能
・往路の到着空港と復路の出発空港は別々に設定できる
・1泊2日から13泊14日まで設定可能
・少なくとも1泊は宿を選択する必要あり
・代金は需要によって変動する

行程は、極端にいえば行きは羽田→新千歳、帰りは福岡→羽田という設定すら可能だ。宿は最低1泊だけパックから選べばいい。例えば3泊4日のうち2泊は旅先で見つけた宿に泊まったり、親戚・友人の家に滞在したりといったことができる。

つまり、ダイナミックパッケージを自由な旅に仕立てるには

・往路の到着空港と復路の出発空港を別にする
・2泊以上の場合、パックとは別に自ら宿を選ぶ余地を残す

この2つが要点だ。