新型コロナウイルスなどの影響で、2020年はボーナスの減額など、収入ダウンに悩む人が少なくありません。また年収850万円を超える会社員や公務員は、2020年の税制改正で増税されています。

とはいえ、給与やボーナスから天引きされている税金は仮払いのようなものですから、年末調整で一部が戻ることが少なくありません。ポイントは、控除されるものを漏れなく申請すること。今回は、増税の内容と、年末調整で忘れがちな手続きについて解説しましょう。

「控除」を漏れなく申告することが節税のコツ

会社員や公務員など、お給料を受け取っている方は、毎月の給与やボーナスから税金が引かれています。当たり前になってはいますが、税金は年間の所得に応じて計算されるものなのに、所得が確定しないうちから税額が計算されているのは不思議に思いませんか?

天引きされている税金は、想定される年収からざっくりと計算された額です。正確には、家族の状況や社会保険料、生命保険料などの負担額などから計算し直す必要があります。そこで、収入や控除額が確定する「年末」に正しい税額を計算して、すでに納めた分を「調整」する。それが「年末調整」です。会社によって異なりますが、11月から12月中頃までに必要な書類を提出し、税を払い過ぎていた場合は年内に勤務先を通じて還付される、というのが一般的な流れです。

税負担を軽くするには、控除されるものを漏れなく申告することが大切。2020年の改正点や、忘れがちな控除についてみていきましょう。