株式投資に興味がある人なら、日本で最も有名なる株価指数である「日経平均株価」を定期的にチェックしているはずだ。もちろん筆者も日々詳細にチェックしている。この指数は、東証1部に上場している銘柄のうち225銘柄をピックアップ、単純平均したものだ。今回はこの重要指標を違う角度から見ていこう。

「ドル建て日経平均株価」の計算方法はシンプル

日経平均に限らないが、どうしてもわれわれは「日本国内の目線」(円建て=円表示)でさまざまな指標を見てしまう。しかし、グローバルな視点で考えると、世界は日本人以外の人が圧倒的に多い。特に金融市場において、基軸通貨はドルである。海外投資家にとっては、すべての金融商品において「円建てよりもドル建て」で比較するほうが自然だ。

すでに海外投資家は東証1部の日々の売買代金の6〜7割のシェアを占めているだけでなく、株主比率でも3割を超えている。つまり、こうした企業は所有者という視点から見ると「3割外資系企業」というわけだ。従って、日経平均株価も、、世界の基軸通貨である「ドル建て」で見る必要もあるのだ。

「ドル建て日経平均株価」の計算方法はいたってシンプルだ。例えば日経平均株価が2万8000円、その日のドル円レートが1ドル=100円だとすると、2万8000÷100=280となり、ドル建て日経平均株価は280ドルになる。

ここで重要なことはドル建て日経平均株価の騰落の要因(変数)は、「円建て日経平均株価」と「為替レート」の2つで決定するということだ。例えばもし「円建て日経平均株価」が10%下落しても、為替が円高ドル安方向に20%進めば「ドル建て日経平均株価」は約10%上昇するイメージだ(実際は0.9×1.2=1.08なので8%上昇)。逆もまた然りだ。