1年前に人々が買いだめに走った商品の消費動向を分析しました(写真:CORA/PIXTA)

初の緊急事態宣言から1年。PCR検査にクラスター、オーバーシュートにソーシャルディスタンス、ロックダウンと、さまざまな専門用語をメジャーにした新型コロナ。ここへきて「まん延防止等重点措置」を略した“まん防”なる用語も市民権を得る中、まだまだ新型コロナは沈静化する気配がない。

市場調査会社のインテージが、新型コロナの影響を受ける直前から週次で全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ディスカウントショップなど約6000店舗の販売動向を追っている「新型肺炎カテゴリー動向」。このほど公表した2月最終週までのデータでは、1年前に買いだめされた商品が浮き彫りになった。

マスクなど「新3種の神器」の動きは?

直近の2月22日週の全品目での前年比伸び率トップ5は、1位マスク(165.1%)、2位血圧計(141.5%)、3位ビタミンB1剤(134.3%)、4位鼻炎治療剤(133.3%)、5位ヘアートリートメント(121.7%)。

このトップ5品目が、コロナ前の2019年12月から今年2月までの1年3カ月の間、どのような動きをしたのか、グラフにして可視化してみた。

マスクは途中、2000%に迫る場面もあって、他の4品目と同じグラフで表示すると、他の4品目の動きが見えなくなる。そこで、マスクだけは他の「新3種の神器」と組み合わせ、他の4品目とはグラフを分けた。

マスクは昨年1月はまだ供給されていたので、今年は反動で1月25日週には前年比21.3%まで低下した。

だが、昨年は2月2週目あたりから供給不足が顕著になり始めたからか、今年は同じ2月2週目あたりから、反動で前年比100%を超えだした。この後、前年を割ってくるのは昨年マスクの供給が追いつき始めた4月中旬以降だろう。

ちなみに、全品目のランキングでは、マスク以外の「新3種の神器」である手指消毒剤、非接触式体温計が上位30位以内に登場していない。