「社会貢献支出額」のトップになったホンダが取り組んでいる社会貢献とは(写真:時事)

社会貢献を積極的に行っている企業はどこか。東洋経済では、『CSR企業総覧(ESG編)』2021年版に掲載している社会貢献活動支出額のデータを使い、支出額と経常利益に対する支出比率のランキングを作成した。詳細なランキングは4月12日に発売した『CSR企業白書』2021年版に掲載している。

年々金額が増加しているホンダ

まず、2019年度の社会貢献支出額のランキングから見ていこう。トップは95.7億円のホンダとなった。

金額は2017年度74.2億円、2018年度88.5億円と年々増加。取り組みも幅広い。毎年NHKで放送されている「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」の活動支援、1リットルのガソリンでどれだけの距離を走行できるかを競う「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」など、技術的な活動にはとくに積極的だ。

グローバル企業として海外での取り組みも多い。南米で「Honda Professional Training Course(職業訓練)」を実施。18歳から20代の若者を対象に、自社従業員が自動車に関する知識や技術を年800時間にわたり直接指導している。インドでは女性向け2輪車無料運転教習「ドリームライディングプログラム」を開催。新型コロナウイルス感染症が拡大する前の2019年度は参加者数が3万5817人と2018年度2万8679人から大きく伸ばしている。

地域自治体と協力しながら全国の砂浜を清掃する「Hondaビーチクリーン活動」や2008年から継続している中国・内モンゴル地区での植林活動といった自然環境活動にも積極的。コロナ課題を解決するための金銭寄付のほか、フェイスシールド・感染者を搬送するための車両、人工呼吸器架台生産支援も行った。