レクサスは2021年6月12日、新型「NX」を世界初公開。同時に、同社初のPHEVモデルをラインナップに追加した。

レクサスNXは、2014年に「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトとして登場。都市部でも扱いやすいサイズと、400万円台前半からという手頃な価格から、「買いやすいレクサスのSUV」として好評を得てきたモデルだ。その人気は日本国内にとどまらず、90以上の国と地域で累計約100万台(2021年4月末時点)を販売したという。

レクサスは、2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」の中で、「今後の5年間で約20の新型車や改良モデルの投入を行う」としており、そのうちの10以上が電動車であることが発表されていた。今回の新型NXは、その第1弾モデルとなる。

新型NXのボディサイズは、全長4660mm×全幅1865mm×全高1640mmと、従来モデルに比べ、全長、全幅がそれぞれ20mm、全高が5mm拡大。

ホイールベースも、30mm延長され2690mmとなったが、これは新たに採用されたプラットフォーム「GA-K」によるもので、「RAV4」や「ハリアー」とベースメカニズムを共有することを示す。

「Fスポーツ」モデルのエクステリア(写真:トヨタ自動車)

チーフエンジニアの加藤武明氏は、新型NXの開発について次のようにコメントしている。

「新型NXの開発は、レクサスの新たな挑戦の連続でした。考え抜いた設計構造を、コンピューターモデルを駆使してさまざまな条件で評価し、生産性を確認して品質を確保する『デジタル開発』を実施。走りではプロのレーシングドライバーによる下山テストコースでの走り込みを行い、クルマの体幹を徹底的に鍛えあげ、駆動力コントロール技術によりレクサスの走りの味を継承・深化させました」

一新されたデザインは「挑戦」

レクサスは、次世代のデザインランゲージ確立に向けた挑戦として、この新型NXで「運動性能や機能に寄与するプロポーションに根差した『独自性』と、テクノロジーに根差した『シンプリシティ』の追求を目指した」と説明。

レクサスのアイコンであるスピンドルグリルは、グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばすことで、塊感を強化した。