コロナ禍での商品の売れ行きを探ります(写真:ケイーゴ・K/PIXTA)

今年も早くも半分近くが経過した。この間、東京都の緊急事態宣言もしくはまん延防止等重点措置が解除されていた期間はわずか3週間。国民の間に“緊急事態宣言慣れ”が進んだことは間違いない。

市場調査会社のインテージが、新型コロナの影響を受ける直前から週次で全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ディスカウントショップなど、約6000店舗の販売動向を追っている「新型肺炎カテゴリー動向」。このほど公表した4月19日週までのデータでは、国民が政府による外出自粛要請に粛々と応じていた1年前とはあきらかに異なる動きが見られた。

マスクが前年割れに

まずはコロナ時代の「新3種の神器」であるマスク、手指消毒剤、非接触型体温計の動向を見てみたい。

4月19日週で、これまで前年比100%を大きく超えていたマスクが前年を割った。1年前、供給が追いつき始めたのがこの週から。思い起こせば、3月下旬ごろから街頭で販売され始めた50枚入り1箱4000〜5000円の中国製マスクが、値崩れを起こし出したのが4月の2週目ごろだった。

一足早い3月8日週から前年比100%を割っていた手指消毒剤は4月19日週で73.7%まで低下したが、5月下旬頃から供給が追いつき始めた非接触型体温計は、4月19日週ではまだ前年比479.9%と高水準が続いている。

今回は集計可能な過去4カ月間における2年前との比較も試みた。

前年比で100%を割ったマスクも、2年前比では421.0%。2年前の4倍以上売れている。手指消毒剤は932.1%、非接触型体温計は1083.6%だ。