ブランド全体を担当する、村田あづささん(マーケティング本部 冷菓マーケティング部)は両ブランドの位置づけをこう説明した。ちなみに前述の種類別ではチョコモナカが「アイスミルク」、バニラモナカが「アイスクリーム」となっている。

「チョコモナカ」が現在の真ん中にチョコをはさむ工法になったのは1996年から。中に入るチョコは板チョコではなく、液体を流し込み固めるなど、喫食時の口溶けにもこだわる。

「パリパリの食感が商品の最大の特徴です。鮮度管理にもこだわります。夏場のピーク時にもつくりだめをせず、工場で製造後5日以内を目安に出荷しています」(村田さん)

長年、関ジャニ∞を起用したテレビCMでもおなじみで、「バニラモナカ」単独でも関ジャニのCMで訴求して以来、売れ行きに拍車がかかったという。

パッケージでも“パリパリッ!”を主張する「チョコモナカジャンボ」(写真:森永製菓)

「パピコ」を軸に、魅力を再訴求

明治と森永製菓が東京発(本社は東京都内)に対して、西の雄ともいえる存在が「江崎グリコ」(本社・大阪府大阪市)だ。前掲の表でも3ブランドがランク入りした。

「パピコ」の発売は半世紀近く前だが、1977年に現在も主力の「チョココーヒー」が登場した。チューブ型の容器(2本入り)で、手に持って食べられるのも特徴だ。1990年代後半に「なめらかな食感」に変更。2015年以降、それを強く訴求して売り上げも伸びた。

「ブランドのコア層である30〜40代女性を中心にヘビーユーザーの拡大に取り組み、健康軸で20代の働く女性にも訴求しています。2021年春より素材の味を引き立たせた品種改良も行いました」(マーケティング企画室・明内貴志さん)

その健康軸が2020年3月発売の派生商品「パピべジ」だ。フローズンスムージー系で1袋2本入り。成人の1日当たりの野菜摂取量の不足分、野菜69グラム相当が摂れる商品だ。同社の企業理念「おいしさと健康」を体現。今年5月にはリニューアルを行った。