飛ぶ鳥を落とす勢いで業績を拡大しているワークマン。フランチャイズ店舗が9割を占めますが、「売り上げを伸ばすことを優先せず、フランチャイズ加盟店に無理をさせないためにはどうすればいいかをつねに考えている」と土屋哲雄専務は言います。

ワークマンの取り組みについて、新著『ホワイトフランチャイズ』を上梓した土屋氏が解説します。

年間定休日は22日、正月休みやお盆休みがある

ワークマンでは伝統的に「加盟店に儲けてもらってこそ会社の利益になる」というスタンスを貫いている。

フランチャイズとしてホワイトなのかブラックなのかを分けるポイントとしては、まず働き方の面が問われる。

最近はコンビニなどでも時短営業の取り組みが始まっている。それでもコンビニの基本は24時間営業だ。元日休業などが実験段階にあるといっても無休が当たり前になっている。

他業種との比較によって話を進めたいわけではないが、ワークマンの営業時間は7時から20時で、年間店休日は22日とっている(年間22日というのは本部指定の店休日で、店長の判断などでそれより店休日を少なくしている店舗もある)。

そのため「えっ、正月休みがあるんですか?」「正月やお盆のほかにも店休日があるんですか?」と驚かれるケースも多い。月平均にしておよそ2日の店休日があるチェーンはあまりないはずだ。

開店が7時と早いのは、お客様のニーズに合わせた結果である。ワークマンは「職人の店」としてスタートしていて、そのスタンスは現在も変わらない。職人さんは道の渋滞を避けるためにも朝早く家を出て、作業する場所へ向かう途中で必要品を買うことが多い。そうした行動様式に合わせて、創業時は8時だった開店時間を7時に早めたのである。