私は前回の記事「日本株を買う今年最後のチャンスがやって来た」(10月20日配信)の中で、「年末までの日経平均株価の『戻りのメド』は2万8500円前後、最大2万9000円前後までの反転を期待する」と予測した。

日経平均は「ほぼ想定通り」に一時2万8500円台へ

詳しくは前回の記事をお読みいただきたいが、この前回の記事を要約するとポイントは以下の4つだった。

【1】日経平均株価の年末までの見通しは、9月末の終値2万5937円を底に上値は2万8500円前後〜最大2万9000円前後までの反転を期待。アメリカ株下落に伴って、日本株の押し目買いを仕掛ける大きなチャンスが訪れている。

【2】悲観に傾きすぎていたマーケットは、以下の4つの悪材料(①欧米のインフレに伴う金融引き締め、②英国の大幅減税による通貨ポンド急落や金利上昇懸念、③サウジアラビアの原油減産に伴うエネルギー価格の高止まり懸念、④ロシアのウクライナ侵攻に対抗するウクライナによるクリミア半島の橋爆破、ロシアによるキーウなどへのミサイル攻撃など)を、ある程度織り込んだ。

【3】株価はなお乱高下する可能性が残る。だが中国の今年最大のイベントである共産党大会通過後は同国をとりまく不透明感もいったん払拭。その後は11月のFOMC(連邦公開市場委員会)、アメリカ中間選挙、さらには12月13〜14日のFOMCに向けて、日経平均株価は2万8500円前後へ上昇する。もしレンジ相場の上限である2万8614円(9月13日)を抜けるなら、2万9000円台回復も視野に入る。

【4】足元では着実に自己株買いが増加中。日本株には株主還元等改善の余地がかなりある。方向性(流れ)はいいので、海外投資家がこの流れに気づけばその前に日本株を買うという戦略は選択肢としてある。日本株には、中長期では強気でじっくり仕込みたい。

実際はどうだったか。日経平均株価は11月24日の取引時間中に2万8502円まで上昇。ほぼ前回の記事通りに推移していると言ってもよさそうだ。基本的な見方は【1】のとおりで、前回と変わっていない。