毎年さまざまなニューモデルが登場する一方で、クルマの買い替えサイクルの長期化が進んでいる。その理由の1つは「クルマの長寿命化」だろう。日本自動車工業会が「新車を購入した人がどれくらいで乗り換えるか?」を調べたところ、「7年以上10年未満」が32%、「10年以上」が29%という結果がある。この辺りは日本車の強みの1つ「耐久品質の高さ」が大きく影響しているのは言うまでもない。

ただ、長く乗っているとリフレッシュやイメージチェンジをしたくなるのも人情である。その1つの手段がカスタマイズだ。クルマは数多くの部品で構成されているが、その一部を交換することで、自分好みへの最適化や個性を表現することも可能となる。そんなカスタマイズの1丁目1番地と呼べるアイテムがアルミホイールへの交換である。

「おしゃれは足元から」というのは人もクルマも同じで、純正の(場合によってアルミキャップ付きの)スチールホイールを装着しているクルマをアルミホイールへ交換するとクルマの見た目はグッと引き締まる。それは自動車メーカーも重々承知しており、メーカー純正でアルミホイールを装着するモデルも多い。

アルミホイールは重要保安部品

しかし、メーカー純正は大量生産が前提であるがゆえにさまざまな制約があり、大胆かつ個性的なデザインは少量多品目かつトレンドや嗜好に迅速に対応できるアフターパーツメーカーのほうに一日の長がある。とはいえ、1つ理解してほしいことは、「アルミホイールは重要保安部品」だということだ。どんなにデザインがよくても、どんなにカッコよくても機能が伴っていなければ意味がない。

アルミホイールに求められる機能の中で大事な要件は「軽量」と「剛性」である。軽量は「バネ下荷重の軽減」、剛性は「タイヤの理想的な接地の実現」と、どちらもクルマの走る/曲がる/止まる……の性能に直結する。とは言っても、軽量と剛性は相反する性能であり両立させることが難しい。