2000年に創設した公募制の「トヨタ環境活動助成プログラム」では、NGO・NPOの生物多様性などのプロジェクトを支援。2015年に立ち上げた「オールトヨタ自然共生ワーキンググループ」による地域・関係会社との連携活動や、「自然と共生する工場」をコンセプトに生態系保全活動を展開する。

「トヨタ白川郷自然學校」や「トヨタの森」の運営、プロジェクト等を通じ、人材育成や希少種保護、環境保全を含む多彩な活動を実施している。

2位以下のランキングの顔ぶれは?

2位は日本電信電話の85.2億円。国内グループの連結ベースで社会貢献活動に参加した社員の活動費も含んでいる。

総務省主催のインターネットの安心・安全な利用に向けた啓発活動「e-ネットキャラバン」に全国の自社グループ各社より社員の登録を行い、講師を派遣するなど本業に関する取り組みは幅広い。

それ以外も自社グループ各社で、全国各地の事業所等近隣地域の環境美化・環境保護を目的に地域清掃活動を実施する環境クリーン作戦を展開。野球、サッカー、ラグビーなどのスポーツイベントへの寄付・協賛や社員ボランティア派遣なども行っている。

3位は三菱UFJフィナンシャル・グループの83億円。本業を生かして学生向けに「金融経済教育」として、「金融」や「経済」の仕組みを学ぶ機会を提供。日本ユネスコ協会連盟と共同で「MUFG・ユネスコ協会東日本大震災復興育英基金」を創設し中長期的な復興支援に取り組んでいる。ほかに教育格差問題に取り組む認定NPO法人への寄付など幅広く活動している。

以下、4位KDDI69.2億円、5位NTTドコモ68.2億円、6位JT67.6億円、7位サントリーホールディングス66.3億円、8位ソフトバンク65.0億円と続く。