「電動自転車」の超進化が子育てママを救う理由 10万円超の高級品でもリピート需要が活発

「電動自転車」の超進化が子育てママを救う理由 10万円超の高級品でもリピート需要が活発

今や街中でも珍しくなくなった電動自転車。特に、子どもを1人ないし2人前後に乗せた女性が、ちょっと車体の低い自転車で通る姿をよく見かけるようになった。子どもや荷物を乗せて、坂道などでもラクに移動ができる電動自転車は、小さな子どもがいる家庭の必需品となりつつある。

電動自転車はペダルをこぐ力をモーターで補助しているので、正式には「電動アシスト自転車」と呼ばれている。日本では安全性のため、人力対モーターのアシスト比率が1対2、スピードは時速24キロまでしか出せないよう法律で決まっており、日本製の自転車であれ、海外からの輸入であれ、その基準にのっとって設定されている。

現在、国内で販売されている自転車の数量は約157万台。そのうち電動アシスト自転車は約67万台で、4割以上を占める。過去10年間の自転車全体の販売台数を見ると、2008年の約350万台から激減してきているが、電動アシスト自転車は年を追って増えており、10年前の約28万台から現在まで約2倍以上に膨らんできている。

電動アシスト自転車の健闘で市場は拡大

また、全体の販売台数が減少しているのに反比例して、売上額は534億円から715億円へと上昇している。つまり自転車の需要は全体的に低下しているものの、電動アシスト自転車の健闘により、市場としては拡大・深化しつつあることが数字から見て取れる(データは自転車産業振興協会のまとめによる)。

今回は、このように活況を見せる電動自転車市場の今について、シェアの上位を占めるパナソニック、ブリヂストンの2社に取材した。それぞれ独自の工夫で特徴を出しており、8万円台から10数万円の高級車までラインナップも広がってきている。昔に比べ価格が安くなったというのではないようだが、技術進化で、価格に対して性能が格段に向上してきていることが、普及の理由だろう。

パナソニックの電動自転車を生産しているのが、パナソニック サイクルテックだ。同社で扱う電動自転車には、子どもを同乗できる子乗せタイプ、シニア向け、ショッピング用途、通学向けタイプ、スポーツ用途、ファッション性の高い街乗りタイプなどがある。


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