7年ごとに来る「夫婦危機」脳科学から見た必然 定年前後の最大難関は乗り越えられるか

7年ごとに来る「夫婦危機」脳科学から見た必然 定年前後の最大難関は乗り越えられるか

結婚後、20年以上たってからの離婚を熟年離婚とするならば、2016年は年間3万7604組が熟年離婚していることになる。これは離婚した夫婦の実に17%に相当する。

人生100年時代の到来は、結婚70年時代の到来でもある。つまり夫婦は定年後、永遠の愛を誓って涙を流し、我が子に出会い、泣いたり笑ったりして共に歩いてきた道のりより、はるかに長い時間を夫婦として生きていくことになる。

では、熟年離婚を避けるために、私たちができることは何か。この問題について先ほど『定年夫婦のトリセツ』を執筆した脳科学・AI研究者、黒川伊保子氏に話を聞いた。

脳は7年ごとに飽きる

夫婦の道のりは、けっして安泰じゃない。脳の7年周期に従って、7年ごとに危機がやってくる。

結婚7年目、男女のときめきが消えて、本当の夫婦道はここから始まる。ここで諦める夫婦もいて、「7年目の離婚」はほかの年回りの離婚に比べて、明らかに多い。2018年に離婚した及川光博と檀れいの二人も結婚7年目だった。

結婚したその日から、夫婦の時計は止まらない。「男と女」の7年、「戦友」の7年ののち、「関心と無関心の揺らぎ」の7年を経て、「腐れ縁」の域へ入ってくる。7年ごとに相手に飽きて(あきれ果てて)、「この人でよかったのかしら」と逡巡しつつ。

しかし結婚28年目、夫婦は「安寧」の扉を開く。ただこの頃が、実は最も危ない。腐れ縁にあきれ果てるときだからだ。夫婦の道のりは、パンドラの箱に似ている。人生の苦悩のすべてが噴出した後に、希望がふわりと飛び立つあの箱だ。


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