健康で100歳以上長生きする人々は多く存在し、今や決して特別な存在ではありません。食事とライフスタイルを見直すことで、誰もが天寿を全うするまで健康な人生を謳歌することが可能だと言うのは、ヒト体内の微生物と長寿に関する世界的権威である医学博士のスティーブン・R・ガンドリー氏です。

最新の研究と臨床データに基づき、極力避けたほうがいい食材について同氏の新著『死ぬまで若々しく健康に生きる 老けない食事』から一部を抜粋し再構成のうえお届けします。

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腸をダメにする食材

基本的に断定はしたくないのだが、以下の食品は腸内の悪玉菌の主な栄養源となるため、できるだけ避けた方がいい。こうした食品をうっかり食べてしまっても大丈夫。悪玉菌を追い出して、善玉菌を増やせるような食事をするよう心がければいい。どの食品が悪玉菌の好物か、つまり寿命を縮める最悪の食品かを思い出すために、ときどきこのリストを見返そう(本稿ではリストの一部を紹介します)。

単純糖質とデンプン

ブドウ糖、果糖、ショ糖など、単純糖質はどれも、腸や皮膚などあらゆる場所にいる悪い細菌の一番の餌となる。果物に含まれる糖(果糖)もここに含まれる。

私たちはもともと、1年を通して果物を食べていたわけではなかった。グローバル化以前は、甘いものを手軽に楽しめるのは夏から秋だけだった。冬の退行期に備えて果物で体重を増やし、脂肪を蓄える必要があったからだ。

だが、今の私たちは常夏のような状態で生活しており、果物や甘いお菓子、天然の砂糖や人工甘味料などがいつでも手に入る。これこそが肥満を蔓延させる要因だ。ここまで読んできた方なら、腸に住む悪い細菌が肥満の原因だとわかっているだろう。

悪玉菌は糖が大好きだし、がん細胞も糖を好む。だから、最初はつらいかもしれないが、砂糖を減らすことは悪玉菌を追い出し、腸内環境を整えるのに最善の方法なのだ。食卓に置く砂糖やお菓子、明らかに糖質の塊のようなもの、以下に挙げる高糖質の果物は、旬の時期を除いては避けよう。