「覚悟していたはずなのに、涙があふれてきます」「ショックでTwitter閉じた」「何も手につきません」「もう寂しくて仕方ないです」

東京・上野動物園で暮らすジャイアントパンダのシャンシャン(香香)が2023年2月中旬〜3月上旬に中国へ旅立つ予定となった。東京都の小池百合子知事が11月18日午後の定例会見でそれを発表すると、インターネット上に悲痛な叫びが相次いだ。

翌11月19日、シャンシャンの観覧列は100分以上の待ち時間を記録した。観覧列に並べるのは通常、午後4時までだが、この日は混雑のため午後3時に締め切った。

シャンシャン中国へ旅立つ

2017年6月12日に生まれたシャンシャンは中国に所有権がある。中国行きは当初、都と中国野生動物保護協会(CWCA)の取り決めで「満24カ月齢時」となっていた。

つまり2019年6月だが、シャンシャンの日本滞在を望む声が多く、期限は2020年12月末に設定された。だがコロナ禍のため、2021年5月末、2021年12月末、2022年6月末、2022年12月末と4回にわたり延期された。

小池都知事の説明によると、今回は、日本側の専門家の渡航制限が解かれたので、中国側と協議して、シャンシャンの中国行きが実現したという。ただし「輸送にかかる手続きの期間を見込み」(小池都知事)、12月末の期限より少し遅くなった。これに伴い、期限は2023年3月末に変更された。

小池百合子都知事 シャンシャンの中国返還時期を発表する小池百合子都知事。2022年11月18日(写真:東京都)