結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、バツイチ、アルバイト、60代目前という婚活には不利な条件が重なっている女性が婚活に挑戦。当初は難しいかと思われましたが、あっという間に成婚できた、その背景とポイントをご紹介します。

入会時は「私なんか無理ですよね」と消極的

アラ還の女性・さゆりさん(仮名)。20代で結婚してその夫との間に2人の娘をもうけ、40代で離婚。現在、すでに長女は独立し、アラサーの次女と、高齢の父親(娘にとっての祖父)と一緒に住んでいます。娘さんが私のファンだそうで、「自分が結婚する前にお母さんに再婚してほしい」と勧めて入会。

祖父も「自分が元気なうちにいい人が現れてくれたら」と願っていました。入会当初、本人は「もう結婚するつもりはなかったのだけど、娘が心配するから⋯⋯。でももう年だし、私なんか無理ですよね」と消極的でした。

大きな湖のほとりの豊かな自然の中で育ち、穏やかな優しい女性。「私は特にこれと言って何ができるというわけでもありません。寒いのは苦手なので、寒くないところであればどこへでも行きます」と控えめ。心穏やかな男性と一緒に、にぎやかというよりも温かい家庭を築きたいというのが婚活の目標でした。にぎやかなのは苦手なのだそうです。地方にお住まいなのでほとんどが電話カウンセリングでしたが、話し方もとてもおっとりゆっくりとしていました。

もともときれいな方ですが、婚活して7、8キロ減量し、さらに美しく変身。ロングヘアをカールさせ、ハーフアップにしてリボンのバレッタを付けて、実年齢よりもずっと若く見えます。娘さんがネイリストなので、メイクを教えてあげるなど陰のアドバイザーとなっていたようです。このコラムを含めて私の記事もよく読んでくれていましたし、入会後にお渡しする私のオリジナル婚活DVDもしっかり見ていて勉強熱心でした。