42年に及ぶキャリアに突如、終止符を打った

日本のヘアメイク業界に今年、衝撃が走った。

国内トップのへアメイクアップアーティストの1人である藤原美智子さんが4月、引退を宣言。42年に及ぶキャリアに突如、終止符を打ったのだ。

自身が経営する大手事務所ラ・ドンナも解散すると発表。同事務所は、千吉良恵子氏、AYA氏、小田切ヒロ氏など、業界を支える超人気アーティストたちを多数輩出してきた。藤原さんは間違いなく、ここ数十年、日本のヘアメイク界を牽引してきた人といっていい。

“裏方”のクリエーターであるヘアメイクの人にもかかわらず、藤原さんは“表の人”でもあった。彼女の生き方やライフスタイルは数多くの書籍になり、ときには人気女性誌の表紙を飾ったりもしてきた。

現在、64歳。会社員ならば、退職する年頃とも重なるが、彼女は引退宣言と同時に、次のチャレンジも見据えていた。

いったい、その挑戦とは? キャリアを積み上げた後に、どんな選択をするのかは多くの人にとって切実な問題だ。彼女の半生と選択を追った。