(JAL機の乗客が撮影)

着陸後、機内から見た外の様子が冒頭の動画だ。煙を上げて燃えているのは左側の主翼部分と見られる。

乗員乗客379人が脱出へ

「なかなか(機体の)火が消えないので、あれ?と思っているところで、CA(キャビン・アテンダント)さんが『落ち着いてください!』と言われて、(非常口にある)スライダーで順番に飛行機から降りた」(山家さん)。

(JAL機の乗客が撮影)

動画ではJAL機の左側から「緊急脱出スライド」を使って乗客が次々と外に出てきている様子がわかる。また、機体の先端部分には損傷があり、スライドの向こうで消火活動のための放水も見てとれる。

緊急脱出スライド(画像はJALのHPよりキャプチャ)

脱出時に機内では焦げくさい臭いがし、少し悲鳴が上がったが、パニックにはならなかったという。「(スライドを使った脱出は)先頭からどんどん誘導されていったので混乱はなかった」(山家さん)。

衝突事故の発生は17時47分ごろで、乗員乗客379人が脱出したのは18時5分。わずか20分足らずで400人近い人たちが非常口のスライドから外に出られたことになる。