新東名高速が御殿場JCTから神奈川方面へ1区間延伸し、新御殿場ICが開通しました。建設中の区間は、残すところ2つ。いまどうなっていて、いつ開通するのでしょうか。

御殿場JCTから神奈川方面へ延伸した新東名

 2021年4月10日(土)、新東名高速の新御殿場ICが開通しました。静岡区間の起点である御殿場JCTから1区間、神奈川方面へ延伸した形です。

 新東名の神奈川県内から御殿場JCTにかけては、2018年から毎年1区間ずつ開通し、現在は海老名南JCT〜伊勢原JCT〜伊勢原大山IC間、そして今回の新御殿場IC〜御殿場JCT間ができています。もともと伊勢原大山ICから御殿場JCTまでは、2020年度に一挙開通の予定でしたが、工事の遅れから区間ごとに開通時期が見直されて現在に至ります。

 残りの区間の進捗状況と開通予定は次の通り。なお、未開通のIC名などは仮称のものがあります。

●伊勢原大山IC〜秦野IC(13km)

 この区間は2021年度の開通予定です。途中には、スマートICを併設した秦野SAも整備されます。用地取得の難航と、膨大な埋蔵文化財調査により、道路本体工事が遅れていましたが、現在は高架橋の橋桁も一部架かっています。

 なお、秦野市は市の東西を貫く国道246号沿いに市街地が形成されていますが、新東名はその北の山側を通ります。秦野ICには、開通とほぼ同時期に国道246号から直結する約750mのアクセス道路も接続する見込みです。

もう1区間は?

 県境区間の開通はさらに先です。

●秦野IC〜新御殿場IC(26km)

 東名の北側、神奈川・静岡県にまたがる山岳区間を貫く秦野IC〜新御殿場IC間は2023年度に開通する予定です。途中には山北スマートICと、スマートICを併設した小山PAも整備されます。

 2019年8月の時点で、のり面崩落にともなう工事用進入路のルートや構造の見直し、想定以上の断層破砕帯が確認されたことによる橋の構造形式変更などを余儀なくされ、開通時期が3年延期されていました。現在は工事に100%着手しています。

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 新東名の神奈川区間(海老名南JCT〜御殿場JCT)が開通すれば、線形が悪く事故も多い東名の大井松田IC〜御殿場IC間がダブルルートとなり、利便性だけでなく安全性も向上すると期待されています。

 ちなみに、新東名は法定路線名が「第二東海自動車道横浜名古屋線」といいますが、圏央道に接続する海老名南JCTから横浜方面は未だ構想段階であり、事業化されていません。