主砲換装で日本の10式戦車とも弾薬の互換性が生まれるかも?

2040年まで「チャレンジャー3」を使う予定

 イギリス陸軍は2021年5月7日(金)、新たな主力戦車として「チャレンジャー3」を採用すると発表しました。

「チャレンジャー3」は、現用の「チャレンジャー2」主力戦車のアップグレード型で、おもな改良点は以下の通りです。

・主砲を120mm滑腔砲へ換装し、新型砲弾も併せて採用
・車長用の新たな全天候型視察装置の搭載
・新型モジュラー装甲の導入
・アクティブ防護システムの搭載
・同盟国や友好国が保有する外国製戦車にもフィッティング可能な新型砲塔への改良

 なお、イギリス国防省の発表では、このほかにも走行しながら射撃した際の命中精度を向上させるためにサスペンションを新型に換装するほか、エンジンや冷却システムなども改良型を搭載するとしています。

 アップグレード作業は多国籍企業のRBSL(ラインメタル・BAEシステムズ・ランド)が担当し、「チャレンジャー2」から「チャレンジャー3」への改修は148両、総計8億ポンド(約1213億6000万円:1ポンド151.7円で換算)で行われるとのこと。2027年までに初度作戦能力を取得し、2030年までに完全作戦能力を獲得する計画としています。

 イギリス陸軍によると、このアップグレード化によって2040年まで「チャレンジャー」シリーズを運用する予定だそう。あわせてRBSLでは、約200人の熟練技術者の仕事が確保されるほか、サプライチェーン全体で450の雇用が生まれるといいます。