コロナ禍の影響でバイクに注目が集まり、教習予約も殺到、売り上げも好調のようです。しかし新米ライダーには、ライダーたちの間で使われるハンドサインが理解されないという側面も。ふだんクルマに乗る人も、覚えておいて損はありません。

教習所の予約が取れない!バイクの人気沸騰中

 コロナ禍の影響でクルマやバイク、自転車を使用した通勤などへの関心が高まっています。中でもバイク人口は、2020年3月以降の販売台数や出荷台数から見ても右肩上がりで、特に都市部に流入する通勤・通学利用のライダーが増えているといいます。

 公共交通機関を避けて通勤手段の切り替えを考える人がバイクに流れてきたことも要因のひとつですが、3密を避けたプライベートツーリングも楽しめるという理由でバイクを購入する人も少なくありません。

 新たに免許を取得する人もかなり多いようで、筆者(新家朋乃佳)が大型二輪免許の教習予約のため、埼玉県内のある教習所に連絡してみると、「バイクの教習は人気で、予定している期日には取得できないかもしれない」と担当者に言われてしまうほどでした。

 ツーリング仲間に最近のバイク事情を聞いてみると、「山などのドライブ観光地に行くと、明らかに初心者なライダーが増えていて嬉しいよ」「ただその反面、ライダーどうしのルールやハンドサインを知らない人も多いんだよね。危うくぶつかりそうになったことも……」と苦い顔をされてしまいました。

 ライダーどうしのルールやハンドサインには、どのようなものがあるのでしょうか。

クルマに乗る人も知っておきたいハンドサイン 手信号覚えてます?

 今回は、バイク歴15年以上のおじさんライダーたちに“バイクに乗る人も乗らない人も知っておいてほしい、ライダーが使うハンドサイン”を教えてもらいました。

●「YAEH(ヤエー)」

「ヤエー」とは、知らないライダーどうしがすれ違いざまに行う挨拶のようなもの。単純に挙手をする人や、ピースサインをする人など様々ですが、とにかく相手が気づくよう腕を挙げることが特徴です。

 語源は諸説ありますが、もともと「YEAH!」のスペルミスからこの名前がついたというのが濃厚で、「安全運転気をつけて」「ラブアンドピース」「バイクって最高だよな!」などのポジティブなメッセージが含まれています。

●手信号
 主にハーレーなどの旧車には、ウィンカーがないものも少なくありません。そのため、ウィンカー代わりに「手信号」で後続車に動きを知らせる人がいます。左腕を直角に曲げるのは右折、まっすぐ水平に伸ばすのは左折、といったものです。クルマに乗る人も教習所で習うものの、バイクでも極まれにしか見かけませんが、覚えておくと事故防止にも役立ちそうです。

●Uターンの合図

 連なって走るツーリング中間どうしのハンドサインも、クルマに乗る人が知っておくと便利なモノがたくさんあります。そのひとつが、頭の上で人差し指を回転させるUターンのハンドサイン。Uターンはバイクでは比較的容易なものの、クルマではあまりない動きなので、お互いの意思疎通が図れるかもしれません。

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 他にもたくさんのハンドサインが存在します。知っておくことで、より安心安全なドライブにつながるかもしれません。