JR武蔵小杉駅では、上下線兼用となっている横須賀線ホームの混雑緩和に向け、下りホームの新設工事が行われています。どこまで工事が進んでいるのでしょうか。

横須賀線〜南武線アクセスルートも整備

 神奈川県川崎市の武蔵小杉駅は、JR南武線と横須賀線、私鉄では東急東横線や目黒線が接続する大規模な駅として知られています。このうち、横須賀線のホームは2010(平成22)年3月に開業しましたが、湘南新宿ラインや成田エクスプレスなども停車し、利用者の増加も相まって朝夕ラッシュ時には混雑が目立つ状況が続いています。

 2018年には、横須賀線ホームに通じる入場専用の臨時改札を設けるなどの対策が行われていますが、同時に混雑緩和に向けた抜本的な対策として横須賀線に下りホームを新設し、上下線で共用している現在のホームを上り線用に転換することが決定されました。新ホームは15両編成に対応する311mで造られます。

 また、新しい改札口の設置も行われます。JR武蔵小杉駅には、南武線側の北改札と横須賀線側の新南改札(横須賀線口)があり、この2つの改札口は両路線の端と端にあるため、改札内の連絡通路を通じて約700m離れています。新しい改札口は横須賀線ホームの北側に設置され、北改札と新南改札の中間地点に設けられます。

 さらに、川崎市主体の工事によって新しい改札口へのアクセスルートが整備され、南武線を跨ぐ跨線橋なども整備が進んでいます。これにより、駅の北側から横須賀線ホームへのアクセスが改善される見込みです。

新ホームが姿を現した武蔵小杉駅

 2022年8月時点では、横須賀線の新しい下りホームが姿を現していました。ホームは既存のホームにから下り(横浜)方面に50mほどずれた形で設置されています。新ホームの供用開始とともに、横須賀線や湘南新宿ラインの下り列車は停止位置が変更されるようです。

 次いで、階段やエスカレーターなどの整備も進行中で、ホームの下にあるコンコースでも新しい階段などを接続する工事が行われています。なお前出の新しい改札口は、翌2023年度内の供用開始予定です。