8年ぶり、2度目の失敗!

「憂慮すべき問題」と野党議員

 イギリスメディアのザ・サンは2024年2月21日、海軍が運用している潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「トライデント」の発射実験が、実施されたものの失敗したと報じました。

 発射実験を行ったのは、ヴァンガード級原子力潜水艦「ヴァンガード」です。同艦は1月末に大西洋に向けて出港しており、アメリカ・フロリダ州近くの沖合でミサイルの発射実験を行うと発表されていました。

 報道によると、発射された「トライデント」は当初の着水予定地点であった3500マイル(約5630km)先の西アフリカ沖の大西洋には向かわず、発射地点近くの海に着水したそうです。

 ザ・サンによる第一報のあと、公共放送のBBCも報じ「イギリスにとっても、ミサイルを製造したアメリカにとっても非常に恥ずかしいことである」と評しています。

 実は同ミサイルの実験に関しては、同じヴァンガード級の「ヴェンジェンス」が2016年に発射実験を行い失敗しているため、8年ぶり2度目の失敗となります。

「トライデント」はSLBMということで、イギリスの核抑止力戦略を担う兵器です。そのため、影の内閣(野党の代表として内閣との討論や代案の提出を行う野党側の内閣機関。イギリスでは公職扱い)の国防大臣を務める労働党のジョン・ヒーリー議員は「トライデントのテスト失敗の報告は憂慮すべきことである」と批判しています。