「青色に白の矢印」の丸形標識が3枚並ぶ、不思議な交差点が仙台に存在します。初見ではどう進めばわからなくなってしまいそうですが、どのように対応すれば良いのでしょうか。

「ほとんどの時間で一方通行」の道が原因?

 宮城県仙台市北山に、「青色に白の矢印」の丸形の標識が3枚並ぶ複雑な交差点が存在します。初見ではどう進めばわからなくなってしまいそうですが、どのように対応すれば良いのでしょうか。

 この標識は、「指定方向外通行禁止」というもので、「矢印の方向しか行ってはならない」という意味です。3枚並べられているのは、トラック用が2枚と普通車用が1枚であるため。トラックは朝7〜9時とそのほかの時間で、行って良い方向が違います。また、普通車も1枚ではあるものの、この標識が適用されるのは朝9時から翌朝6時までです。

 この交差点はほぼ東西南北にクロスする十字路となっており、南側の道路が多くの時間で、交差点への一方通行路になります。また、北側の道路「荒巻動線」では、7〜9時のあいだはトラックの進入が禁止。そのためこの時間、トラックは東から西、あるいはその逆の1方向にしか行くことができません。

 なお、同交差点は、こうした複雑な運用となっているため、誤進入を予防すべく、交差点と北側道路の入口に、現在時間帯の規制を表示する「可変標識」が設置されています。