100年乗れる機体を目指して。

ハイテク化で人員削減か!?

 アメリカのテクノロジー企業であるL3ハリス・テクノロジーズは2024年6月6日、アメリカ空軍とB-52の近代化支援契約を締結したと発表しました。

 総額3400万ドルとなるこの契約で、L3ハリスはB-52を2050年まで運用できるようなプラットフォームに変える作業を行います。

 具体的なプランとしては、コックピットの大規模改修を行い、制御および表示ユニットのパネルをナビゲーターステーションへ移行することで、乗組員のうち電子戦士官と航法士を統合することが考えられています。

 2024年現在運用されているB-52Hではパイロット2名、航法士2名、電子戦士官1名の5名乗りとなっていますが、この統合が実現すれば4名乗りになることも考えられます。

 L3ハリスの宇宙・空挺システム担当のエド・ゾイス氏は「この契約は、国の戦略爆撃機操縦者とその世界的攻撃任務にとって重要な前進となる」とアピールしました。なお、具体的な改修完了時期などは未定となっています。