果たして実現なるか?

「首都圏広域地方計画」への位置づけなどを要望

 茨城県は2024年6月、国への2025年度の要望に、つくばエクスプレス(TX)の県内延伸に向けた支援などを盛り込みました。いまだ不透明な、TXの延伸計画を動かしたい意志を見せています。

 TXの県内延伸をめぐっては、「土浦方面」「茨城空港方面」「水戸方面」「筑波山方面」の4ルートが検討された結果、2023年6月に延伸方面は「土浦方面」、接続駅はJR土浦駅とすることが決まっています。
 
 茨城空港方面の延伸については、土浦延伸が実現した後に、茨城空港を取り巻く状況が変化した場合、改めて議論していく方針です。
 
 県は延伸により、交通ネットワークの更なる充実やリダンダンシー(代替輸送機能)の確保などが図れるとしています。ただ、「TX県内延伸に関する第三者委員会」は、需要喚起や事業スキームの更なる検討が必要と指摘しています。
 
 県は延伸に向け、関係機関と調整を行う際のベースとなる延伸計画の素案を策定中。国への要望には、法制度や技術面からの協力助言、首都圏が果たすべき役割や方向性を定めた指針「首都圏広域地方計画」への位置づけ、整備に活用できる財政的な支援メニューの助言を盛り込みました。

 国への要望にはこのほか、TX東京延伸に向けた支援、押上からの地下鉄8号線延伸に向けた支援なども盛り込まれています。